NISAにも役立つ!投資を継続している人が大事にしている10のこと
市場で生き残るための投資術とは?
多くの人が目先の利益やタイミングを追いがちな投資の世界で、長期にわたり投資を続ける人々が大切にしている10の考え方を、金融アナリストとしての10年以上の経験を踏まえご紹介します。特に、長期投資の考え方を中心に、NISAで長期投資をされている方、また投資初心者の方にぜひお伝えしたい内容です。長期投資家が重視する「生き残り戦略」や感情に左右されないための「ルール」について、詳しく解説していきます。
東京証券取引所が株式の最低投資金額を10万円程度に引き下げ
個人投資家への影響と注目点は?
東京証券取引所が株式の最低投資金額を10万円程度に引き下げる方針を発表。これにより個人投資家は少ない資金で投資しやすくなります。政府の「資産所得倍増プラン」とも連動し、若年層や投資初心者の市場参入拡大が期待されます。本記事では、最低投資金額引き下げのメリット・デメリット、個人投資家が注目すべき点を解説します。
株価の暴落が怖い人が見直したい「投資の4つのチェックポイント」
今回の暴落をチャンスと捉えられるか
最近投資を始めた人は、ここ1、2カ月ほどの株価の大きなアップダウンにハラハラしているかもしれません。投資信託の積み立てをはじめた人やNISAで株を買っている人の中には、元本割れしている人もいるのではないでしょうか。「自分の投資は、これでよかったのだろうか」「この先、お金を増やしていくにはどうしたらいいのだろう」と、戸惑っている方もいるかと思います。そんなときに、ぜひ見直したいチェックポイントが4つあるのです。一緒に確認していきましょう。
今こそ【米国債投資】絶好のタイミング? 実践方法をお金のプロが解説!
トランプ関税の影響は?
トランプ関税に伴う不確実性により、4月2日以降のマーケットは荒れ模様です。日本株はほぼ暴落前の水準に回復し、米国株はもう少しといったところ。しかし、ドル通貨(ドル安円高)と米国債(金利上昇→米国債価格下落)は依然として下がったままです。・日経平均株価:4月2日終値3万5726円→4月7日終値3万1137円(-4589円・-12.8%)足元4月22日時点の終値は3万5250円・S&P500:4月2日終値5671ドル→4月8日終値4983ドル(-688ドル・-12.1%)足元4月22日時点の終値は5288ドル・ドル円:4月2日1ドル149.81円→4月21日1ドル140.85円(-8.96円・-5.9%)足元4月22日時点は1ドル142.7円・米国債10年利回り:4月4日3.999%→4月11日4.495%(+0.496%)足元4月22日時点は4.4%・米国債30年利回り:4月4日4.416%→4月21日4.906%(+0.49%)足元4月22日時点は4.88%全体を通じて、「米国売り」になっていることがわかります。しかし、米国債投資をするタイミングとしては絶好のチャンスといえそう
「プラチナNISA」とは?話題の毎月分配型投資信託とそのリスク
2026年開始検討の非課税投資制度、新NISAと異なる点は?
「プラチナNISA」は2026年開始が検討されており、65歳以上の高齢者を対象とした新たな非課税投資制度です。毎月分配型の投資信託が非課税になる点が特徴ですが、注意すべき点も……。本記事では、制度の詳細からリスク、投資の際のチェックポイントまで、金融アナリストの視点から詳しく解説します。
円高が進行中、投資信託で(為替ヘッジあり)を選んだほうがいい?
為替リスクとの付き合い方
米ドル安が進んでいます。年初の米ドル/円は、1米ドル=158円台でしたから、その時点で外貨建て資産に投資した人は、為替差損を被っているはずです。為替リスクとの付き合い方を考えてみましょう。
弱気相場と強気相場──トレンドを掴み、投資家が利益を出すための戦略とは
経済指標とテクニカル分析で、ブル・ベアを資産形成に活かす
2025年4月、トランプ大統領の政策により市場は下落転換。4月7日には米主要株価指数先物が急落し、一時的にですが、これまでで最速ともいえる「強気相場から弱気相場への転換」を見せました。強気相場と弱気相場には、明確な背景と兆候があります。過度に楽観的・悲観的にならず、今がどの局面かを冷静に見極めることができれば、相場の動きはチャンスになり得ます。上昇と下落のサイクルやトレンドを捉え、リスク管理と資産形成に活かす戦略とは?
サイバー犯罪による証券口座の不正取引:広がる被害と対策
金融市場を揺るがすサイバー攻撃の実態
最近、株価が300円以下の銘柄を狙った不正取引が疑われる事例が発生しています。株を買い上げた後に大量売却するなど、これまでに経験したことのない事態です。ここに来て、サイバー犯罪集団が偽サイトで盗んだ顧客情報を使い、本人になりすまして株式を売買していたことが少しずつ明らかになってきました。
暴落時こそ「逆算思考」で戦略の見直しを!今、投資家がやるべきこと
自分の投資の「軸」を確認
2025年春、世界の株式市場が大きく揺れ動いています。トランプ米大統領が貿易赤字が大きい国や地域を対象にした相互関税を日本時間の9日午後1時過ぎに日本を含む約60の国や地域を対象に発動しました。関税措置の見直しを求める各国との交渉の行方が焦点になる中、トランプ米政権による貿易、関税政策の先行き不透明感、不確実性への警戒感が改めて意識されている状況です。日経平均も今週大きく下落する場面もあり、「もう株式投資はやめたほうがいいのではないか」と考えてしまう人もいらっしゃるのでは。ただこうした局面こそが、投資家としての真価が問われるタイミングでもあります。今後もこのような不確実でボラタイルな(値動きの大きい)相場が想定される不確実性の高い時代、いわゆる“VUCA(ブーカ)”時代において、株式市場の急落への向き合い方、そして中長期的な視点からの投資戦略について考察していきたいと思います。
40〜50歳代が狙われている? 資産運用詐欺の被害額は1776億円
高利回りで勧誘の手口に注意
警察庁が毎年、この時期に発表している「生活経済事犯の検挙状況等」の令和6年版が発表されました。このうち、資産運用と関係の深い「利殖勧誘事犯」の2024年中における被害額は、前年比41%増の1776億215万円になりました。データから読み取れる今回の特色、具体的な犯罪の内容について解説します。
2年前から16倍以上金利が上昇した国債。「金利のある世界」になり注目が高まる国債の基礎知識
国債の基礎と個人向け国債
「個人向け国債は安全で、最低金利も保証されているらしいけれど、普通預金や定期預金とどう違うの?」と疑問を持っている方はいませんか? この記事では、「金利のある世界」になり注目が高まる国債の基礎知識、個人向け国債の特徴、購入方法を詳しく解説します。
安定感は抜群!「累進配当銘柄」って?長期投資にお勧めな理由を解説
銘柄や指数も紹介
「累進配当」という言葉をご存知ですか?配当株投資の中でも、累進配当銘柄は投資家にとって特に注目すべきカテゴリーです。高配当銘柄や連続増配銘柄とともに「配当株投資」の三本柱の一つとして位置づけられ、特に安定したキャッシュフローを求める長期投資家にとって魅力的な選択肢となります。今回は累進配当銘柄の特徴やメリット・デメリットを、高配当銘柄や連続増配銘柄と比較しながら詳しく解説します。
失敗しにくいアクティブファンドの選び方
インデックス運用とアクティブ運用(4回目)
個人が投資信託を選ぶにあたっては、アクティブ型よりもインデックス型の方が無難であるという話をしてきました。でも、なかにはそれでもアクティブ型を選びたいという方がいらっしゃるかも知れません。そこで、失敗しにくいアクティブファンドの選び方を考えてみたいと思います。
“トランプセッション”に動じないで!景気後退の際に投資家が取るべき行動
相場は上がり続けることも下がり続けることもない!
株価の軟調が続いていますね。6日には米ハイテク株の指数のナスダック指数が調整局面入りしており、貿易関税による報復関税懸念や米政府機関閉鎖の可能性もあることなどから米経済が景気後退(リセッション)に陥るという懸念が強まっているよう。米国ではトランプ+景気後退=トランプセッションという造語も出てきている模様です。
親会社と子会社がともに上場する「親子上場」は何が問題視されているのか
親子上場の解消を図る動き
東京証券取引所(以下、東証)は2月4日、親子上場の在り方への関心が高まっているとして「親子上場等に関する投資者の目線」と題した資料を公開しました。
投資で“富裕層”になるまでに何年かかる?富裕層の手法やリスクヘッジを分析
純金融資産1億円達成で富裕層の仲間に
投資をする方は殆どの方が資産を増やすことや守ることを目的に取り組んでいるわけですが、「富裕層」「億り人」を目指す方もいらっしゃると思います。日本における富裕層の定義は純金融資産保有額が1億円以上5億円未満の世帯を指しますので、富裕層=億り人といえるかもしれません。
「インデックス運用に比べてアクティブ運用はインフレに強い」は本当か
インデックス運用とアクティブ運用(2回目)
アクティブ運用を主としている運用会社が、「アクティブ運用はインデックス運用に比べてインフレに強い」と主張しています。考えてみれば今は、デフレ経済からインフレ経済への転換点にあり、その言葉を聞いて気になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
「長期・積立・分散」の3本柱が強い理由と資産形成に差をつける“4本目の柱”
長期投資の鍵は「低コスト」
「資産形成」の必要性を感じる方が増えていますね。NISAやiDeCoなどの制度を活用する人も増えた一方で投資を含めた資産形成の難しさを感じたり、資産を増やすために始めたはずが減らしてしまったと悔やんでいる方の声も届きます。では資産形成のための投資を成功させるためには何が必要なのでしょうか?答えは投資の基本原則である「長期・積立・分散」 の三本柱です。この考え方を正しく理解して実践することが安定的に資産を増やすことにつながると言われています。さらに今回はプラスアルファで「低コスト」の考え方も取り入れて、より堅実に資産を構築する方法を考えていきたいと思います。